プラスチック
環境にやさしいプラスチック「バイオプラスチック」とは?
2022.12.01
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開発がすすむ「バイオプラスチック」
前回の記事では、環境にやさしいプラスチックとして「リサイクルできるプラスチック」を紹介しました。
じつは、それ以外にも、環境に悪い影響をあたえないプラスチックがあります。
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それが「バイオマスプラスチック」と、「生分解性プラスチック」です。
この「バイオマスプラスチック」と「生分解性プラスチック」をまとめて「バイオプラスチック」といいます。
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「バイオマスプラスチック」とは、植物から作られるプラスチックのことです。ふつうのプラスチックは石油から作られますが、バイオマスプラスチックはトウモロコシ・サトウキビなどから作られます。
植物からできたプラスチックのほうが、燃やしたときに出る二酸化炭素量が少なくなります。また、石油は使い続けると地球上からなくなってしまいますが、植物は育てつづければ、なくなることはありません。
「かぎりある資源」の石油をできるだけ使わない、という点でも、バイオマスプラスチックが注目されています。
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「生分解性プラスチック」とは、自然にかえるプラスチックのことです。ふつうのプラスチックと違い、ごみとして捨てられると微生物に分解されてなくなります。
ふつうのプラスチックは、ごみとして捨ててられると、海や山がプラスチックで埋もれてしまうことが問題でした。分解されて自然にかえる「生分解性プラスチック」は、この問題を解決する新しいプラスチックとして、現在開発が進んでいます。
バイオプラスチックが使われている身近なもの
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バイオプラスチックは現在、使い捨て食品容器やペットボトル、レジ袋などに使われています。バイオプラスチックが使われているものには上の画像のようなマークがついていて、環境にやさしい製品だとわかりやすくなっています。
このように身近に使われ始めているバイオプラスチックですが、「環境にやさしいから」といってどんどん捨ててもいい、というわけではありません。
使い終わったバイオプラスチックが生まれ変わったり、分解されたりするためにも、ルールにしたがって「正しく捨てること」が大切です。
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次回からは
「身近なプラスチック」からは少しはなれて、乗り物や建物など、大きなものでどれだけプラスチックが使われているのか紹介します。