古いものを使って新しいものを作る!「アップサイクル」とは|やさしい素材JAPAN

環境

古いものを使って新しいものを作る!「アップサイクル」とは

2024.5.10
この記事のポイント
  • アップサイクルは、古いものを捨てずに、再利用して新しい製品を作る方法
  • ファッションを中心に、プラスチックのアップサイクルが広まっている

 

アップサイクルとは

 

アップサイクルは、使わなくなった古い製品やごみを捨てずに、それを再利用して新しい製品を作る方法です。

 

今までの「再利用」といえば、例えば着なくなったシャツをぞうきんにするなど、もともとの製品よりもデザインや機能きのうが低いものに変えることが多くありました。

それに対してアップサイクルは、着なくなったシャツからカラフルなバッグやくつを作るなど、デザインや機能きのうがよりよい製品に生まれ変わることを言います。

 

これによって、新しい製品ができるだけでなく、ゴミが増えずに済みます。

そして、このアップサイクルの方法は、プラスチックごみの再利用でも使われています。

 

プラスチックのアップサイクルの例

例えば、スポーツ用品などをつくる「アディダス」では、海洋プラスチックごみを利用して、新しいスポーツウェアやシューズなどを作っており、実際にお店でも売っています。

 

また、ハンバーガーでおなじみの「マクドナルド」では、マクドナルドで使われたストローと海洋プラスティックごみをアップサイクルして、水着を開発しました。

このように、プラスチック製品のアップサイクルは、服やくつをつくる会社を中心にひろがっています。

次回からは

プラスチック素材が世界や日本で広まった歴史を紹介します。

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