プラスチック
地球の未来を良くするための目標「SDGs(エスディージーズ)」とは?
2024.2.5
- 「SDGs(エスディージーズ)」とは、地球の未来を良くするための17個の目標のことを指します。
- プラスチックごみ問題は、SDGsのさまざまな目標と関連しています。
「SDGs(エスディージーズ)」とは
SDGsは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」のことで、地球の未来を良くするための目標のリストです。
国際連合が2015年に決めた目標で、全部で17の目標を設定しており、2030年までに達成することをめざしています。
2030年までに達成をめざす目標のリスト
プラスチックごみ問題は、SDGsの多くの目標と関係している
実は、プラスチックごみ問題は、このSDGsの目標と深く関係しています。
①SDG14・SDG15/海と森をまもろう との関係
SDG14では、海を守るための目標があります。SDG15では、森や自然を守ることが目指されています。
しかし、プラスチックごみが海に流されてしまったり、
小さく分解されたプラスチックを動物が食べてしまったりすることによって、
生き物たちや自然に悪い影響をあたえてしまいます。
②SDG12/ものを大切に使おう との関係
SDG12では、ものを大切に使うことや、ごみを少なくすることが大切だと言っています。
プラスチックは一度使用されると、なかなか自然にかえらないので、たくさん使うと地球がよごれてしまう可能性があります。
そのため、プラスチックのリサイクル・再利用の取り組みが、SDG12の達成のためにすすめられています。
③SDG3/健康に気をつけよう との関係
SDG3は、みんなが元気で健康に暮らせるようにすることが目標です。
しかし、プラスチックごみが増えると、土や水がよごれてしまい、わたしたちのからだや健康に悪い影響をあたえることがあります。
④SDG9/新しいアイデアを生み出そう との関係
SDG9では、新しいアイデアや技術を使って、より良い社会を作ることを目指しています。
プラスチック問題も同じで、バイオプラスチックなど、いままでのプラスチックの代わりになる材料や商品を開発することによって、環境に優しいアイデアや技術が生み出されていきます。
このように見てみると、プラスチック問題は、環境だけでなく、健康や経済などにも影響をあたえることがわかります。
きれいで元気な地球を残していくために、協力して達成することが大切です。
次回からは
古いものを使って新しいものを作る「アップサイクル」について紹介します。