身近な「お店」や「会社」で行われているプラスチック削減の取り組み②|やさしい素材JAPAN

プラスチック

身近な「お店」や「会社」で行われているプラスチック削減さくげんの取り組み②

2024.1.11
この記事のポイント
  • 食料・飲料いんりょうメーカーや飲食店以外でも、プラスチック削減さくげんの取り組みが行われており、
    おもちゃや自動車など、幅広はばひろい分野でプラスチック削減さくげんが可能になってきている。

 

食料メーカーや飲食店以外でも「プラスチック削減さくげん」がすすんでいる

 

前回は、食料メーカーや飲食店でのプラスチック削減さくげんの取り組みを紹介しました。

 

実は、食べ物や飲み物以外の会社・お店でも、プラスチックを減らすさまざまな取り組みが行われています。

例えば、UNIQLO(ユニクロ)やH&M(エイチ・アンド・エム)などの洋服店では、
それまでプラスチック製だったショッピングバッグを紙製に変えています。

 

また、ホテルでは、歯ブラシやかみそりなどのアメニティを必要な分だけ部屋に持っていく、
「バイキング形式」にしたり、プラスチックではなく竹製や木製のアメニティを置いたりしているところが多くあります。

 

 

バイオプラスチックでできた製品の使用も広がっている

 

そのような取り組みの中でも特に注目したいのが、バイオプラスチックを使った製品の開発です。

バイオプラスチックとは、植物から作られたり、微生物びせいぶつによって自然にかえったりする「環境にやさしいプラスチック」のことです。

例えば、自動車メーカーのトヨタ自動車株式会社は、
自動車のパーツの一部にさとうきびからつくられたバイオプラスチックを使っています。

自動車内の座席シートやカーペット、パネルなど、強度が必要な部分にすすんで取り入れています。

 

また、レゴブロックでおなじみのおもちゃ会社レゴは、
「2030年までにレゴのすべてのパーツを環境にやさしいプラスチックにする」という目標を掲げています。

 

実際じっさいに、2018年にはさとうきび由来のプラスチックでできたレゴブロックが開発されており、現在では100種類以上のパーツに使われています。

「バイオプラスチック」という新しい素材が、すでにわたしたちの身近なところで使われ始めていることがわかります。

次回からは

プラスチックごみを減らす会社やお店が目標にしている「SDGs(エスディージーズ)」について紹介します。

最終更新日: