プラスチック
日本ではどのようにプラスチックがリサイクルされているの?
2022.12.01
日本で行われている3つのリサイクル
プラスチックごみのリサイクル方法として、日本では次の3つの方法が行われています。
①マテリアルリサイクル
プラスチックごみをくだいたり、とかしたりしてから、新しいプラスチック製品に作り直す方法です。
マテリアルリサイクルされたプラスチックは、主に発泡スチロールや、文房具、服などに生まれ変わります。
②ケミカルリサイクル
プラスチックごみを科学の力で分解してから、さまざまな原料として再利用する方法です。
ケミカルリサイクルされたプラスチックは、ガスや油として工場で使われたり、鉄をつくるために必要な「還元剤」に生まれ変わります。
③サーマルリサイクル
プラスチックごみを燃やして、燃やしたときに出る「熱エネルギー」を利用する方法です。
発電の燃料や、温水プールの熱に利用したり、セメントをつくるための燃料に利用したりします。
「マテリアルリサイクル」「ケミカルリサイクル」「サーマルリサイクル」のうち、最後のサーマルリサイクルが、日本で一番多く行われています。
リサイクルしやすくするために、たいせつなこと
そこのようにプラスチックをリサイクルするためには、「プラスチックごみが分別されていること」「プラスチックごみの汚れが少ないこと」がたいせつです。分別がしっかりされていても、汚れが多いとリサイクルができません。
特に、わたしたちが普段出すような食品パック・食品トレイなどは、汚れが多いプラスチックごみです。リサイクルをすすめる市町村では、「プラスチックごみを出す前に、水でサッと汚れを落とす」よう呼びかけています。
次回からは
日本と比べて、世界ではどのようにリサイクルがすすめられているのか紹介します。