プラスチック
身近な「お店」や「会社」で行われているプラスチック削減の取り組み①
2023.12.9
- 食料・飲料メーカーや飲食店は、使い捨てプラスチックを特に多く使用している会社のひとつ。
- コカ・コーラやマクドナルドでは、プラスチックごみ削減に向けた取り組みを行っている。
食べ物・飲み物に使われたプラスチックごみが特に多い
食料・飲料メーカーや飲食店は、使い捨てプラスチックを特に多く出している産業のひとつです。
これは、食品や飲料の入れ物に多くのプラスチック製品が使われているためです。
食べ物や飲み物を長い間保存したり、簡単に持ち運びするためにプラスチック包装が使われています。
実際に、環境保護団体「グリーンピース」が
世界各地の海や川に捨てられているごみを調べたところ、
コカ・コーラをはじめ、みなさんもよく知っている食べ物・飲み物メーカーのプラごみが多く見つかっています。
このように、プラスチックごみ対策は、プラスチックを使う「わたしたち」だけでなく、
プラスチック製品を販売する「お店や会社」の取り組みが必要だと言えます。
身近な会社・お店で取り組まれているプラスチック削減
多くの人がプラスチックごみ問題に関心を持つようになり、
プラスチック製品を販売するお店や会社もプラスチック削減の取り組みを行うようになりました。
ここでは、みなさんがよく知っている会社・お店での取り組みを紹介します。
例えば、さきほどのランキングで一位だったコカ・コーラは、
2030年までに、「製品に使用したすべてのボトルを回収する」という目標を設定しています。
また、2019年には、海に廃棄されたプラスチックを再利用して作られたペットボトルを発表し、
プラスチックごみの削減やリサイクルをすすめています。
また、ハンバーガーでおなじみのマクドナルドでは、2016年より、アイスコーヒーのカップをプラスチックから紙に変更。
さらに2022年10月から日本全国のお店で、紙ストロー・木製スプーン・木製フォークを取り入れています。
キットカットやミロなどの食べ物・飲み物を製造しているネスレ日本株式会社は、
キットカットの「大袋タイプ」の袋をプラスチックから紙パッケージに変更し、
2019年9月下旬に出荷されたぶんから袋を切り替えています。
今回紹介したのはほんの一部です。
このほかにも、多くの会社・お店が、プラスチック削減やリサイクルに取り組んでいます。
次回からは
食べ物メーカーや飲食店以外の会社・お店で、プラスチックごみを減らすために
どのような取り組みがされているのか紹介します。