特集
おしゃれで機能的!住宅でもオフィスでも取り入れたい環境に優しい家具5選
2023.10.06

家具は買い物の中で高額で大きな買い物です。そのためこだわりをもって選んでいる人も多いのではないでしょうか。
近年ではSDGsの考えが広がり、家具にも持続可能性が求められるようになっています。環境に優しい家具を選択することで、資源の保護・エネルギー効率の向上・廃棄物の削減・有害物質の排除が実現できるからです。
環境に優しい家具とは
では、環境に優しい家具とは一体どのようなものでしょうか。以下に環境に優しい家具の一例をご紹介します。
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上記のような特徴を持つ家具を選ぶことで、ご自身の生活を彩りながら環境にやさしい選択をすることができます。
企業からも注目!環境に優しい家具を取り入れたサステナブルオフィスとは
環境に優しい家具は、一般消費者だけでなく企業からも注目を集めています。
私達が日々働くオフィスの家具を環境に優しいものに変更したり、廃棄物の削減に力を入れたりする企業が増えていることをご存知でしょうか。このように、SDGs的な観点で整備・運用されているオフィスのことをサステナブルオフィスと言います。サステナブルオフィスは、環境への配慮・社会的責任・持続可能性に加えて、従業員の健康と生産性を考えて運用されています。快適でありながら環境に優しいオフィス環境を整えることで社員の幸福度が上がり、生産性向上につながると考えられています。
ここまで、環境に優しい家具の特徴や家庭だけでなく企業からも注目を集めているという点をお伝えしてきました。
ここからは実際のおすすめ商品を5つご紹介していきます!気に入る商品が見つかれば幸いです。
目次
3Dプリンターでつくる環境にも人にも優しい家具「Up-Ring」
株式会社オカムラ

Up-Ring(アップリング)シリーズは、環境負荷の少ないバイオマスポリエチレンを原料に、3Dプリンターを使って生産している家具です。
原料であるバイオマスポリエチレンには、食用にできないサトウキビを使用しており、石油化学系ポリエチレンと比較してCO2排出量を70%削減することができます。
また、3Dプリンターで生産することで金型が不要になるため、生産準備段階での費用削減を図ることができ、製造時の無駄な材料消費、騒音、消費電力を抑えることができます。曲線を多用した有機的で面白いデザインですが、見た目だけでなく機能的にも優れた特徴を持っており、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞。さらに、世界三大デザイン賞の一つであるドイツの「iFデザインアワード 2023」も受賞しています。



商品名 |
Up-Ring(アップリング) |
素材 |
チェア:ガラス繊維強化ポリエチレン樹脂 |
サイズ |
ローバックチェア:横幅 428㎜・縦幅 630㎜・奥行 633㎜・座面までの高さ 491㎜ |
メーカー |
株式会社 オカムラ |
暮らしに合わせて”かたち”が自在に変わる天然木の家具「もくわく®」
sumao

もくわく®は、シンプルな木の枠とジョイントパーツの小さな木片からなる国産無垢材の家具です。
「木の地産地消」や「家具の使い捨てを無くせる家具づくり」を推進することで、日本の森を守ること、地球の環境や子どもたちの未来を守ることに繋がると考え、作られました。
試作を繰り返して使い勝手を検証し導き出された4つの寸法の木枠と、木枠より固い樹種で作られたジョイントパーツを組み合わせることで、今の生活スタイルに合わせた家具を自分で作ることができます。木枠一つで椅子や棚として使用したり、積み重ねて収納にしたり、天板を取り付けてテーブルやデスクにしたりと、一生寄り添ってくれる家具になるでしょう。



商品名 |
もくわく® |
素材 |
国産天然木 |
サイズ |
<もくわく大> <もくわく小> *木材の特性や置かれる環境により、多少の寸法の違いがでる可能性がございます。 |
メーカー |
sumao |
座るも寝ころぶもこれ一つ。サステナブル素材が詰まったごろ寝ソファ「GROW」
株式会社モーブル

GROWは座面をスライドさせて伸縮することができるソファです。一人でも簡単に伸縮ができて、腰掛けたいとき・足を伸ばしたいとき・横になってゴロゴロしたいとき・・・その時の気分に合わせて使い分けることができます。
材料には、成長の早い国産広葉樹「センダン」、お米由来国産バイオマスプラスチック「ライスウェーブ」、植物性由来の原料を50%以上使用したウレタンフォーム、織物工場などから発生した糸くずを再利用したリサイクル糸など、サステナブル素材がふんだんに採用されています。シンプルで機能的でありながら環境に優しいインテリアとして非常におすすめです。



画像出典:
株式会社モーブル | GROW | https://brand-meuble.jp/product/2963/
商品名 |
GROW |
素材 |
本体:センダン材・積層合板・プリント紙化粧繊維板 張り地:ファブリック(アクリル40%・コットン35%・ポリエステル25%) 本体クッション中材:ライスウェーブ(ポリエチレン90%・非食用米10%)・ウレタンフォーム(バイオマス度50%以上) ピロークッション中材:ポリエステル樹脂綿・ライスウェーブ(ポリエチレン90%・非食用米10%) |
サイズ |
伸長時:W1990 D1160/DS1020 H650/SH365 |
メーカー |
株式会社モーブル |
使用済み漁網再利用した至高のワーキングチェア「Spher」
株式会社オカムラ

Spherは株式会社オカムラが展開するワーキングチェアです。使用済み漁網をリサイクルした再生ナイロンと再生PET糸を編み込んだニット素材「Re:net(リネット)」が使われています。
Spherのコンセプトは「現代のワークスタイルとあなたの身体にフィット」。
多種多様な働き方が広がるにつれ、オフィスの椅子は個人に属するものでなく、座る人が流動的に変化するものとなりました。これまでは座る人が変わるたびに心地よい座り心地へと調整が必要でしたが、Spherは座るだけで体格にあわせて背もたれと座面が変形するので最低限の調節で心地良い座り心地を実現することができます。



画像出典:
株式会社オカムラ | Spher | https://www.okamura.co.jp/product/seating/spher/sp/
商品名 |
Spher |
素材 |
背・座インナーシェル:樹脂成形品 |
サイズ |
幅:650~710cm |
メーカー |
株式会社オカムラ |
畳×3Ⅾプリンター技術の融合「TATAMI ReFAB PROJECT」
株式会社 ExtraBold✕株式会社イケヒコ・コーポレーション

TATAMI ReFAB PROJECTは大型3Dプリンターの技術を用いて、畳を現代の暮らしに編み直すプロジェクトです。廃棄される畳の原料を生分解性樹脂と混ぜ合わせ、3Dプリンターで造形した家具を作成・販売することで、畳の魅力を次世代へ発信しています。
こちらの家具シリーズは、ミラノサローネ国際家具見本市2023と合わせて開催された、35歳以下のデザイナーにとって登竜門とされるサローネサテリテにて、グランプリを受賞しました。国際的に評価されたこの作品で、マイホームからオフィスまで、シンプルでオシャレに和を取り入れてみてはいかがでしょうか。



商品名 |
TATAMI ReFAB PROJECT |
素材 |
い草・生分解性樹脂(酢酸セルロース)など |
サイズ |
商品によって異なる |
重量 |
商品に異なる |
メーカー |
HONOKA |
おわりに
本記事では、環境に優しい家具を5つご紹介しました。くわしく知りたい!使ってみたい!とおもった家具はありましたか?
2023年までのSDGs達成、2050年までのカーボンニュートラル実現のため、わたしたちの生活に必要不可欠なものが、次々に環境に優しいものへと進化を遂げています。
家具を選ぶ際には、「再生素材を使用している」「持続可能な原材料で作られている」「耐久性と修理可能性が高い」といった特徴をもつ家具を選ぶと、持続可能でより良い世界を手助けする一歩となるでしょう。
気になる商品がありましたらぜひくわしくチェックしてみてくださいね。