世界中のお店で行われている「サステナブルファッション」の取り組み|やさしい素材JAPAN

環境

世界中のお店で行われている「サステナブルファッション」の取り組み

2024.11/22
この記事のポイント
  • 世界中の洋服メーカーでは、「環境にやさしい素材を使う」「ごみを減らす」「働きやすい環境をつくる」ためのさまざまな取り組みが行われている。

「サステナブルファッション」のために、どんな取り組みが行われている?

 

前回ご紹介したように、「サステナブルファッション」の実現のために、服を作るメーカーや団体ではさまざまな取り組みが行われています。

今回は、サステナブルファッションの実現のために世界中の洋服メーカーがどのような取り組みを行っているのか、
「①環境にやさしい素材を使う」「②ごみを減らす」「③働きやすい環境をつくる」の3つに分けて見ていきます。

 

①環境にやさしい素材を使う/ユニクロ

カジュアルファッションのブランドである「ユニクロ」では、
2030年度までに、服をつくるための素材の約50%をリサイクル素材などにすることを目標にしています。

「環境にやさしい素材を使う」ことを積極的に行っている会社です。

ユニクロでは、リサイクルポリエステル・リサイクルナイロンなどを使用した服を販売しています。

その数は250点以上もあり、ジャケット・ワンピース・タイツなど商品の種類も多いです。(2023年6月時点)

 

また、着られなくなったユニクロのダウン商品からダウンとフェザーを取り出し、新たなダウン商品にリサイクルする取り組みを行っています。

ダウンやフェザーをリサイクルすることによって、ダウンをつくるために出すCO2の量を約20%減らすことができるそうです。

 

②ごみを減らす/H&M

低価格ファッションのブランドである「H&M」も、サステナブルファッションをすすめている会社です。
「2030年には、使用するすべての素材をリサイクルまたはよりサステナブルに調達された素材にすることを目指す」と発表しています。

H&Mの取り組みのひとつとして、ホームページに洋服の正しいお手入れや修復の方法が紹介されています。

これは、一度買った服をより長く使ってもらうため、服のごみを減らすための取り組みです。

 

お手入れやリメイクの方法が動画でわかりやすく紹介されているだけでなく、すそ上げテープやパッチなど、お手入れに必要なケア製品も販売されています。
誰でも簡単に服のお手入れ・修復やリメイクができるような工夫がされています。

 

③働きやすい環境をつくる/People Tree

People Treeは、 1991年に設立されたフェアトレードの専門ブランドです。
30年以上もの間、サステナブルファッションに取り組み続けています。

People Treeでは、アジア・アフリカなど発展途上国で採れる自然素材を使った、手作りの洋服を作っています、
そのような洋服を、発展途上国の人びとが安定して生活できる価格で販売することで、発展途上国の自立を支援しています。

 

今回紹介したのはほんの一部です。このほかにも、多くの会社・ブランドが、「サステナブルファッション」に取り組んでいます。

次回からは

「サステナブル」を実現する取り組みのひとつ「サステナブルフード」についてご紹介します。

最終更新日: