マイタンブラーにおすすめ!環境に優しいタンブラーを5種類集めて使ってみた|やさしい素材JAPAN

レビュー

マイタンブラーにおすすめ!環境に優しい素材のタンブラーを5種類使ってみた

2024.10.07

SDGsへの取り組みとして、カフェや飲食店で使い捨てカップやペットボトルの使用を控える取り組みが増えました。その有効な手段の一つとして、マイボトルやマイタンブラーが推奨されているのを見かける機会も多いのではないでしょうか。タンブラーにも様々な素材が使われているものがありますが、昨今、エコ素材が使われている物も続々と登場しています。
今回は、マイタンブラーにおすすめの、環境に優しいタンブラーを5つご紹介します。お気に入りのものが見つかりましたら幸いです。

環境に優しいタンブラー5種類を徹底レビュー!

早速、環境に優しいタンブラーを使用してみた様子をご紹介します。
今回は、以下の7つの観点で比較して徹底レビューします。

  1. 洗いやすさ
  2. 持ち運びやすさ
  3. 飲みやすさ
  4. 耐熱性能
  5. 熱伝導
  6. 漏れにくさ
  7. 容量

今回使ってみたのは、次の5つのタンブラーです。

  •  Jr.CUP(stojo)
  • POCKET CUP(stojo)
  • TAKE CUP(FAL.CO)
  • プラスチックフリータンブラー(PAPLUS)
  • コーヒーグラウンズタンブラー(Starbucks Coffee)

Jr.CUP

stojo

Jr.CUPとは?

stojoのJr.CUPは、小さなお子様でも使いやすい折りたたみタンブラーです。素材はシリコンとポリプロピレンで、安全性が高くリサイクル可能な素材が採用されています。飲み終わったらスリーブを外してクシャッと潰し、ストローを折りたたんでカップ内に入れればコンパクトサイズになります。パーツは全て取り外して丸洗いでき、食洗機にも対応しているのも嬉しいポイント。
stojoは、他にも様々な折りたたみ製品があります。タンブラーを折りたたんで持ち運びたい方には特におすすめのブランドです。

価格:1,980円(税込)

実際に使ってみた

子どもや女性が握りやすいサイズ感。車のドリンクホルダーにも入ります。

折りたたむと、高さ約4.8cmになります。コンパクトで軽いので持ち運びに便利。

シリコンが柔らかく、手の大きい男性でも底まで洗えました。ストロー内を清潔にするには別途ブラシが必要です。

パーツは6つ。シリコン部分で200℃、ポリプロピレン部分で100℃の耐熱性能があります。

容量は250mlで、一般的なカフェのショートサイズ (240ml)に対応。
内側にmlとoz(オンス)の目盛りがあります。
※240mlの水を入れて撮影

フタはネジ式。ストローを抜いて、フタとプルタブをしっかり閉めれば、倒れても漏れませんでした。

240mlの湯(70℃)を入れて経過を観察。
10分後に58℃、30分後に45℃、1時間後に37℃になりました。

240mlの冷水(9℃)を入れて経過を観察。
10分後に10℃、30分後に13℃、1時間後には15℃になりました。

※今回は室温26℃・湿度50%の環境で検証しました。使用環境により結果は異なります。

使ってみた感想

フタがネジ式なので、外れにくいのが嬉しいです。フタのジョイント部を組み立てる際には少しコツが要りますが、慣れれば分解も組み立ても簡単です。ストローを深く差し込んだまま吸うと、底にシリコンストローが吸い付いてしまい飲みにくいことがありました。

Jr.CUPのまとめ
良いところ
フタがネジ式なので外れにくい
ストロー付きなのでお子様にも飲みやすく持ちやすい
コンパクトに折りたためるので持ち運びに便利
食洗機対応
注意したいところ
シリコンにゴミが付きやすいので、こまめに洗う必要がある
ストロー内を洗うには別途ブラシが必要
ストローを深く差し込んだまま吸うと底に吸い付いてしまう時がある
フタが斜めにはまる時がある
どんな人におすすめ?
お子さま(6際以上推奨)
折りたたんでかばんに入れておきたい方
ショートサイズの飲み物をテイクアウトする方

POCKET CUP

stojo

POCKET CUPとは?

stojoのPOCKET CUPは、先ほどご紹介したJr.CUPと同様、折りたたみができるタンブラーです。素材もJr.CUPと同様のシリコンとポリプロピレンです。万が一にも使えなくなったスリーブや蓋は、リサイクル可能なプラスチックが受け入れられる場所であれば、どこでもリサイクルが可能なので環境に優しいです。
Jr.CUPとの違いは、容量とストローの有無と、カラー展開。Jr.CUPに比べてPOCKET CUPは容量が105ml多いです。また、Jr.CUPよりも豊富なカラー展開となっています。

価格:1,980円(税込)

実際に使ってみた

持ち手が細くなっているので持ちやすいです。車のドリンクホルダーにも入ります。

折りたたむと、高さ約5cmになります。コンパクトで軽いので持ち運びに便利。

容量は355mlで、一般的なカフェのトールサイズ (350ml)に対応。
内側にmlとoz(オンス)の目盛りがあります。
※350mlの水を入れて撮影

フタはネジ式になっており、フタとプルタブをしっかり閉めれば、倒れても漏れませんでした。

350mlの湯(70℃)を入れて経過を観察。
10分後に58℃、30分後に48℃、1時間後に41℃になりました。

350mlの冷水(9℃)を入れて経過を観察。
10分後に10℃、30分後に12℃、1時間後に15℃になりました。

※今回は室温26℃・湿度50%の環境で検証しました。使用環境により結果は異なります。

使ってみた感想

使用感はJr.CUPとほぼ同じですが、こちらにはストローが付属しておらず、飲み口は他の製品に比べて大きいです。ちょうど良い量が出てくるので、とても飲みやすいです。ただ、使い始めはシリコンが少し臭いました。食洗機で一度洗ってみたら気にならなくなりました。

POCKET CUPのまとめ
良いところ
・フタがネジ式なので外れにくく漏れにくい
・コンパクトに折りたためるので持ち運びに便利
・飲み口が大きくて飲みやすい
・食洗機対応
注意したいところ
・シリコンにゴミが付きやすいので、こまめに洗う必要がある
・フタが斜めにはまる時がある
・使い始めはシリコンが臭う
どんな人におすすめ?
・折りたたんでかばんに入れておきたい方
・トールサイズの飲み物をテイクアウトする方
・カラフルな色のタンブラーが欲しい方
 

TAKE CUP

FAL.CO

TAKE CUPとは?

FAL.COのTAKE CUPは、タンブラー本体に、エコ素材である竹繊維を使用しています。竹は成長が早くて強いので、農薬や化学肥料を使用する必要がない、優秀でサスティナブルな素材です。そんな竹の繊維をパウダー状にして樹脂を固め、軽くて丈夫なタンブラーに仕上げました。飲み口と持ち手にはシリコンを利用しています。 プラスチックのように軽くて丈夫で割れにくいので、アウトドアでの使用もおすすめです。

価格:1,280円(税込)

実際に使ってみた

とても軽くて持ちやすいです。男性も使いやすいデザインになっています。

丸形のドリンクホルダーの車には入りましたが、写真のような四角形のドリンクホルダーは、シリコンが引っかかって取り出しにくいです。

口が広いコップのような形なので、男性も手を入れて底まで洗えました。

パーツは4つ。耐熱温度は120℃で、電子レンジと食洗機に対応しています。

容量は350ml。一般的なカフェのトールサイズ(350ml)相当ですが、容量ギリギリです。
※350mlの水を入れて撮影

シリコンのフタをはめてフタを閉めます。プルタブを閉めれば漏れにくいですが、空気穴から漏れます。

350mlの湯(70℃)を入れて経過を観察。
10分後に59℃、30分後に47℃、1時間後に39℃になりました。

350mlの冷水(9℃)を入れて経過を観察。
10分後に10℃、30分後に12℃、1時間後に15℃になりました。

※今回は室温26℃・湿度50%の環境で検証しました。使用環境により結果は異なります。

使ってみた感想

シリコン製のフタにゴミが付きやすいのが気になりました。口をつける部分なので、こまめに洗って清潔にしたいところです。柔らかいシリコンなので、フタの取り外しはしやすいです。スリーブが外れやすいので、しっかり上に取り付けた方が良いですね。
熱い飲み物を入れると、タンブラー全体がかなり熱くなるので注意が必要です。冷たい飲み物を入れると、結露していました。

TAKE CUPのまとめ
良いところ
・環境にやさしいエコ素材
・男性も使いやすい、かっこいいデザイン
・今回紹介するタンブラーの中で1番リーズナブルな値段
・食洗機対応
注意したいところ
・シリコンにゴミが付きやすいので、こまめに洗う必要がある
・熱い飲み物でタンブラーが熱くなったり、冷たい飲み物で結露したりする
・車移動の方は、マイカーのドリンクホルダーに入るサイズか要確認
どんな人におすすめ?
タンブラーの素材にもこだわりたい方
・かっこいいデザインのタンブラーが欲しい方
・環境に優しいリーズナブルなタンブラーが欲しい方
 

プラスチックフリータンブラー

PAPLUS

プラスチックフリータンブラーとは?

PAPLUSのプラスチックフリータンブラーは、トウモロコシ由来の樹脂と、紙と天然の粘土からできたエコ素材のタンブラーです。生分解性も高く、コンポストでは6ヶ月程度、土中では数年かけて生分解されます。パッケージには、新聞や雑誌の古紙からできた100%再生紙である「チップボール」を採用。不要になったプラスチックフリータンブラーは、回収して粉砕し再製品化する取り組みも行っています。とことん環境に優しく追求された製品です。

価格:4,620円(税込)

実際に使ってみた

独特なスベスベ感があり、持ちやすいです。丸いフォルムが独特で良いですね。

車のドリンクホルダーに入りませんでした。(ただし車種による)

直径が小さめなので、手を入れて洗うには女性の手でもギリギリ。手の大きな男性は洗いにくいです。

パーツは3つ。耐熱温度は約120℃です。素材の特性上、食洗機はお勧めされていません。

容量は380mlで、一般的なカフェのトールサイズ(350ml)に対応しています。
※350mlの水を入れて撮影

今回ご紹介する製品の中で唯一、パッキンがついています。
飲み口や空気穴は閉じられないので、倒すと穴から漏れます。

350mlの湯(70℃)を入れて経過を観察。
10分後に62℃、30分後に51℃、1時間後に41℃になりました。

350mlの冷水(9℃)を入れて経過を観察。
10分後に11℃、30分後に13℃、1時間後に15℃になりました。

※今回は室温26℃・湿度50%の環境で検証しました。使用環境により結果は異なります。

使ってみた感想

クラフト感がある見た目が可愛らしいです。粘土や糊のような、独特な匂いがします。フタの縁が高くて飲み口までが遠いため、少し飲み物が飲みにくい印象でした。熱い飲み物を入れると、タンブラー全体がかなり熱くなります。冷たい飲み物を入れた時にも結露してしまうので、別途スリーブを用意すると安心です。

プラスチックフリータンブラーのまとめ
良いところ
・環境にやさしいエコ素材
・クラフト感のある、シンプルかつ独特な見た目が可愛らしい
・手に馴染む質感
注意したいところ
・車移動の方は、マイカーのドリンクホルダーに入るか要確認
・熱い飲み物でタンブラーが熱くなったり、冷たい飲み物で結露したりする
・飲み口の縁が高くて少し飲みにくい
どんな人におすすめ?
タンブラーの素材にもこだわりたい方
・シンプルかつ独特なデザインのタンブラーが欲しい方
・トールサイズの冷たい飲み物をテイクアウトする方

コーヒーグラウンズタンブラー

Starbucks Coffee

コーヒーグラウンズタンブラーとは?

Starbucks Coffeeのコーヒーグラウンズタンブラーは、本体外側に抽出後のコーヒー粉を使用している、エコ素材のタンブラーです。コーヒーを想起させるカラーと素材感のシンプルなデザインが魅力です。
公式ストアで購入すると、好きなドリンクを1杯無料で飲めるドリンクチケットが付いてきます。

価格:2,000円(税込)

実際に使ってみた

おしゃれなスターバックスデザイン。ザラザラとした質感で滑らず持ちやすいです。

ドリンクホルダーには問題なく入りました。

内側はプラスチック。
手を入れて洗うには女性の手でもギリギリで、手の大きな男性は洗いにくいです。

パーツは3つ。耐熱温度は、フタ部分で120℃、本体部分で80℃です。電子レンジや食洗機には対応していません。

容量は355mlで、一般的なカフェのトールサイズ(350ml)に対応しています。
※350mlの水を入れて撮影

シリコンのフタをはめてフタを閉めます。プルタブを閉めれば漏れにくいですが、空気穴から少し漏れます。

350mlの湯(70℃)を入れて経過を観察。
10分後に62℃、30分後に52℃、1時間後には43℃になりました。

350mlの冷水(9℃)を入れて経過を観察。
10分後に10℃、30分後に11℃、1時間後に14℃になりました。

※今回は室温26℃・湿度50%の環境で検証しました。使用環境により結果は異なります。

使ってみた感想

飲みやすく、使い心地はとても良いです。ただ、フタを開ける際には、かたくて力が要るため、反動で中身がこぼれないように注意が必要です。熱伝導も優秀で、熱い飲み物を入れてもタンブラーが熱くなることはありません。冷たい飲み物でも結露していなかったので、飲み物を入れた際には1番扱いやすかったです。

コーヒーグラウンズタンブラーのまとめ
良いところ
・環境にやさしいエコ素材
・ザラザラした質感で、滑らず持ちやすい
・飲み物を入れても、タンブラーが熱くなったり結露したりしない
・スターバックスデザインがおしゃれ
注意したいところ
・フタを開ける際に力が要るため、中身が入った状態で開けにくい
・本体の耐熱温度が80℃なので、沸かしたばかりの湯はそそげない
・食洗機非対応
どんな人におすすめ?
・タンブラーの素材にもこだわりたい方
・スターバックスによく行く方
・おしゃれなデザインのタンブラーが欲しい方
・トールサイズの飲み物をテイクアウトする方

今回の製品を比べてみました

今回ご紹介した環境にやさしいストローを、飲みやすさ・洗いやすさ・持ち運びやすさ・漏れにくさ・耐熱性・熱伝導・容量の7つの観点で比べてみました。あなたの好みに合わせて選んでいただけると幸いです。

製品名

飲みやすさ

洗いやすさ

持ち運びやすさ

漏れにくさ

耐熱性

熱伝導

容量

Jr.CUP


(ストロー使用時は△)

250ml
(ショート)

POCKET CUP

355ml
(トール)

TAKE CUP

350ml
(トール)

プラスチックフリータンブラー

380ml
(トール)

コーヒーグラウンズタンブラー

355ml
(トール)

今回の検証では、保温力と保冷力には大した差がありませんでした。強いて言えば、Jr.CUPとTAKE CUPは、お湯が冷めるのがやや早かったです。

Jr.CUP
stojo

飲みやすさ

洗いやすさ

持ち運びやすさ

漏れにくさ


(ストロー使用時は△)

耐熱性

熱伝導

容量

250ml
(ショート)

POCKET CUP
stojo

飲みやすさ

洗いやすさ

持ち運びやすさ

漏れにくさ

耐熱性

熱伝導

容量

355ml
(トール)

TAKE CUP
FAL.CO

飲みやすさ

洗いやすさ

持ち運びやすさ

漏れにくさ

耐熱性

熱伝導

容量

350ml
(トール)

プラスチックフリータンブラー
PAPLUS

飲みやすさ

洗いやすさ

持ち運びやすさ

漏れにくさ

耐熱性

熱伝導

容量

380ml
(トール)

コーヒーグラウンズタンブラー
Starbucks Coffee

飲みやすさ

洗いやすさ

持ち運びやすさ

漏れにくさ

耐熱性

熱伝導

容量

355ml
(トール)

今回の検証では、保温力と保冷力には大した差がありませんでした。強いて言えば、Jr.CUPとTAKE CUPは、お湯が冷めるのがやや早かったです。

マイタンブラーでエコも節約も叶えよう!

マイタンブラーの使用により、得られるメリットはたくさんあります。
エコな目線では、資源の適正利用に貢献し、ごみ削減に繋がります。個人が手軽に取り入れることができるので、環境への意識を高めるきっかけにもなります。今回ご紹介したタンブラーにはエコ素材が使われている物もありますので、素材にこだわることで更にサスティナブルな一歩になります。
そして、マイタンブラーを使用することで節約にもつながります。最近はタンブラーを持参することで割引を受けられる店も増えています。
全国チェーン店で実施している店舗は以下の通りです。

店舗名

割引額

スターバックスコーヒー

店内:22円
テイクアウト:21円

タリーズコーヒー

30円

上島珈琲店

50円

エクセルシオールカフェ

20円

ローソン(Machi cafe)

10円
※セルフマシン店舗は対象外

※2024年9月現在

エコな取り組みをしながら節約にもなるマイタンブラーを、ぜひ取り入れてみてください。

まとめ

ここまで、マイタンブラーのメリットやおすすめの環境に優しいタンブラーを5つ紹介してきました。
お好みのタンブラーは見つかりましたでしょうか。気になった製品がありましたら、ぜひご自身で体験してみてください。

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