服の鉛筆
布から生まれた、子ども達とSDGsを考える鉛筆
「服の鉛筆」は断裁くずから作られる繊維炭を使用したサスティナブルな鉛筆です。年間60万着の服を製造する株式会社ミヤモリが、服を作る際に発生する断裁くずの廃棄にかかる環境負荷を軽減するために始めたプロジェクトで、地元炭化装置開発企業、鉛筆製造企業とのコラボレーションにより誕生しました。
テカリのない高度の高い黒が特徴で、鉛筆アーティスト等に評価を受けています。
作成の経緯
服を作る際、生地の20%は断裁くずとして捨てられてしまいます。株式会社ミヤモリでは年間20トンの断裁くずが発生していました。そんな断裁くずを、「断裁くずと呼ばせない」ためのサスティナブルな取り組みとして、特殊な加熱方法を用いて布から炭を作るプロジェクトが始動。さらに2年半の歳月をかけ、炭化させた布(繊維炭)を鉛筆の芯として使用した「服の鉛筆」が誕生しました。
製品の特徴
廃棄量の削減とCO2排出量削減に寄与
服の鉛筆の芯は、縫製工場で発生する裁断くずを再利用して作られています。これによりこれまで焼却・埋立されていた20トンの断裁くずを資源として活用できるのと同時に、裁断くずの廃棄(運搬・焼却)にかかる年間9000kg以上のCO2排出量の削減を実現可能です。
クリエイターにおすすめのしっかりとした書き心地
服の鉛筆は4B相当の硬度で、黒度が高くテカリのないマットな色合いが特徴です。鉛筆アーティストから評価をうけており、デッサンをしたり、イラストを書いたりをする際におすすめの鉛筆といえます。
成分検査による国の安全基準をクリアしており、第32回「日本文具大賞 サスティナブル部門」で優秀賞を受賞。
2023年9月時点では一般販売はされていませんが、将来的に直販サイトでの販売が計画されています。
子ども達とSDGsを考える鉛筆
株式会社ミヤモリでは学校体操服を多く縫製し、全国の子ども達に供給しています。
「地球の未来そのものである子どもたちと学び、素晴らしい地球を残すこと」を使命とし、服の鉛筆を通して子ども達とSDGsを考える出前授業を開催しています。
商品名 |
服の鉛筆 |
カテゴリ |
文具(繊維炭芯鉛筆) |
素材 |
繊維炭等 |
メーカー |
株式会社ミヤモリ |